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金庫を使っておいてよかった事

Posted in 貴重品の保管方法

まだ3歳の娘は、郵便局で買ったポストのかたちをした赤い貯金箱に、おじいちゃんや私たち両親からたまにもらう小銭を入れて楽しんでいます。3歳なのでお金の価値なんてわかってはいないのでしょうが、お金を入れる感覚や音が楽しいのか、いつも小銭をあげると喜びます。貯金箱の下にはゴム製のふたがついていて、それを外すと中身を出すことができます。娘は入っているお金を出してはまた入れるを繰り返し、それ自体が遊びのようです。イメージする貯金箱と言えば豚の貯金箱で、お金を出す時は貯金箱を金づちで叩き壊す時。壊したらもう使えなくなり、途中で出せないので嫌でもお金が貯まるのですが、娘のそれとは違います。

大人になると扱う金額も多くなりますから、今更貯金箱ではないと思いますが、うちでは結婚を機に、金庫を買いました。金庫を使っておいてよかった事は、やはり金庫の中で、いつの間にかお金を貯めることができることです。娘を見ているとかつての自分のようで苦笑してしまいます。私も今の娘のように、貯金箱の後ろのフタを外してお金を出しては、またお金を戻して遊ぶ子どもでした。そんな私が成長して大人になり、金庫にお金をしまっては、たまに確認して、月にいくらと金額を決め金庫にお金を追加していく。そんな人間になりました。

今は近い将来、娘を中学受験させてあげるための費用を金庫に貯めています。夫は定期預金にしたり、普通に銀行に残しておけばいいと言うのですが、現金のかたちで金庫に残す方が、より具体的にお金のありがたみがわかる気がするのです。私は専業主婦ですから、夫の収入に頼り切りです。日々の生活費も、ほとんどクレジットカードで決済できるため、現金の存在価値が薄くなりがち。だからあえて、現金で金庫に貯金しておきたいのです。お金のありがたみ。夫のありがたみが感じられる金庫。我が家ではちょっと、重要なアイテムだと思います。